大麻の医療使用解禁・使用罪新設へ
大麻草から製造された医薬品の使用を可能にする大麻取締法などの改正案を、秋の臨時国会に提出することが分かった。併せて「使用罪」も新設する。課題は大麻草の成分であるカンナビノイドの60種類を超える成分が大麻草特有のものとして分離されているなかで、テトラヒドロカンナビノール (THC)、カンナビノール (CBN)、カンナビクロメン (CBC)、カンナビジオール (CBD)、カンナビエルソイン (CBE)、カンナビゲロール (CBG)、カンナビディバリン (CBDV) などの主成分をドラックデザイナー的に斬新配合できるかに尽きる。また、解禁される医薬品の処方対象が限定的であることから、処方されるべき患者に当たることなく裏社会らの資金源にされる懸念もある。